
住人が銃を持って闊歩するミャオ族の村で一泊したら… 中国・岜沙でタイムスリップした夜
CRAFT TALESでは少数民族ミャオ族が作るシルバーアクセサリーを販売。
2025年2月、私は中国貴州省従江県にある岜沙(はさ)村というミャオ族の村を訪れました。
この村に住むのはミャオ族の中でも「黒苗(くろミャオ)」に分類される、古風で独自の習俗を残した人々。

黒く光沢のある民族衣装を身に纏い、男性は頭にねじり鉢巻、女性は色鮮やかな飾り紐と短めのスカートといったいでたちです。
また、なんといっても特徴的なのは村民の多くが携帯している大型の火薬銃。

中華人民共和国は銃規制が厳格で、狩猟免許と所持許可を得れば銃を持てる日本よりさらに厳しいそう。
そんな中、岜沙村のミャオ族は伝統保護の観点から住民の大多数に銃の携帯が認められている非常に稀な例。
かつて東方からこの地に移住してきた彼らが盗賊の襲撃や森の猛獣と対峙すべく火薬銃を持ち、それが代々受け継がれてきたとのことでした。

※村を案内してくれたリーダー。入村時には携帯していた銃で礼砲をしてくれた。
村に入ると、住民のリーダーにあたる方が村を案内。
500家庭3,000人ほどが住まうこの村では家々が山の斜面に高床式建築で建てられ、霧がかった山々の風景と相まって幻想的な雰囲気を醸し出しています。

村の人々はこの地を観光地として収益源としつつも伝統的な生活習慣を失うことなく受け継いでおり、結婚は主に冬に行う、出産にあたり助産師を務めるのは夫のみ、樹木を崇拝し死後は土葬の上に墓石ではなく木を植える…といった彼らの生き方を紹介してくれました。

※ミャオ族の人々が大切にしている「樹神」

※村にはあちこちで動物の姿も
夜にはリーダーの自宅で食事をご馳走に。

新鮮な野菜をふんだんに使った炒め物や鍋が美味しく、この地で作られたという独特の甘い酒で乾杯をしました。
翌日はさらに村を案内してもらい、広場でミャオ族の踊りを鑑賞。


中国といえば近年の経済発展とIT化が凄まじい国ですが、踊りを披露してくれたミャオ族の女の子の中には伝統的な衣装にナイキのスニーカーを合わせている子がいたり、スマホでショート動画を見ながら村で代々受け継いできた縫い物をしていたりと、伝統と近代化が混ざり合いながら独特の生活を営んでいる様子が伺えました。

最後に、祭りや婚礼の折にミャオ族の女性が身に纏う大量の銀のアクセサリーや衣装を拝見。
高度な銀細工技法を何世紀にもわたって受け継ぎ、それを祭事で着用する。
伝統と歴史の深さに改めて感銘し村を後にしました。
当ブランドCRAFT TALESではミャオ族の人々と提携し、彼らの伝統技法を現代のファッションに落とし込んだ、ここにしかないシルバージュエリーを販売しております。





